マタニティヨガは体を整えるだけでなく、出産に向けて不安な気分を和らげたり、ゆったりした時間の中で自分自身を振り返ることもできます。
妊婦さんに必要な運動が系統的にまとめられていて、以下のような効果があるといわれています。
マタニティヨガの効果
- 骨盤底を開くことで、分娩時により楽に開脚できる。
- 呼吸法が自然と身につき、分娩時に実行できる。
- 身体の動きがスムーズになり、関節の自由度が増し筋肉の伸展がよくなる。
- 分娩後や帝王切開後の血栓静脈炎の予防になる。
- 腰痛や肩こり、ふくらはぎつりの予防と改善。
- 母性の目覚め。
- 膣・肛門を引き締められる。
- 難産・出血の減少。
- 分娩時間の短縮。
- 尿失禁の予防。
- 産後の回復を早める。
- 母乳の出が良くなる(母乳育児は安産から!)。
- 自立神経系の復活・鍛錬による、妊娠中のマイナートラブル予防。
- 手足のしびれ、血圧不安定、便秘、風邪、花粉症、気管支喘息の予防 など。
マタニティヨガの注意点
- 気分が悪くなったり、おなかが頻繁に張ってきたらやめる。
- 入浴後30分以上たってから行う。
- 食後2時間たってから行う。
- できるだけゆっくり体を動かす。
- 休憩(15分の運動に対し5分くらい)をはさみながら行う。
- 妊娠中毒症の場合
【重度】 運動をさける。
【中等度】無理のない軽い体操をする。
【軽度】 通常の妊婦と同じ扱いでよい。
ゆっくりと体を動かしたあとは、妊婦さん同士でティータイム。
病院スタッフとのコミュニケーションの場ともなり、
精神的な不安の解消にも役立っています。